【痙攣性発声障害】『飛行機代』は医療費控除の対象になる ? 治療の他に交通費がやたらかかる件

飛行機

こんにちわ、まなんです。

私は昨日の記事の中で、「痙攣性発声障害が原因で病気退職する結果になったので、治療のために使った『ボトックス注射と飛行機代』がもったいないと思った」という自分の貧乏性っぷりに触れました。

【痙攣性発声障害】ダンナが自分のコンプレックスと私の病気を同レベルだと思っていることについて
痙攣性発声障害という病気について、自分の辛さをずっと周りは理解してくれないと思っていました。でも今は「大したことない」ってメッセージを、もっとポジティブに受け取って行こうじゃないかと思っている私です♪

で、ふと「飛行機代って医療費控除の対象になるんじゃないの ?  と思ったんです。

調べた結論から言うと、「『おそらく』対象になるのでは ?」という少しぼんやりしたものなのですが、可能性のあることならと思い、一応書いてみようかなと思います。

痙攣性発声障害の場合、手術でもボトックス注射でもそうですが、私のように『地方から治療できる医療機関に飛行機で移動』しなければならない状況の方もたくさんいらっしゃいますよね。

交通費の判断については結構ビミョーなところがあるので、迷ったら自分で確定申告をする税務署に電話確認した方が確実ですが、この記事がそのきっかけになれば幸いです。参考にしてみてください。




医療費控除とは

ご存知の方も多いかもしれませんが、医療費控除についてザックリ説明します。

医療費控除とは「医療費がたくさんかかって大変だったでしょう。その分、税金をオマケしてあげますよ」という制度です。

医療費控除の対象になるものの基本的な考え方は、

医療費控除の対象:基本的な考え方
医療費控除の対象
  • 治療
  • 医師の指示によるもの
医療費控除の対象外
  • 美容
  • 健康促進、予防

こんな感じで、治療であれば保険適用外の歯科診療や、先端医療の費用もOKです。

医師の指示であれば市販薬などでも対象になったり、子供なら歯科矯正もOKだったりするそうなので、家族分も合算できますから、自分で判断できないものについては、対象になるかどうかを国税庁HPで確認してみてください。

痙攣性発声障害の治療で飛行機を使った場合は医療費控除の対象になるのか

さて、問題の「飛行機代が医療費控除対象になるのか」についてなのですが、冒頭でもお伝えしたとおり、『おそらく』認められるのではないかと私は思っています。

というのも、「ケースバイケースで申告できたりできなかったりする」とか「確定申告会場にいるスタッフのミスリード(間違えた説明)がある」なんていう情報もあったりするので、場所によっては違う判断をされる可能性もあるのかなと。

しっかり下調べなどを自分でやってから申告すれば大丈夫な気がしますが、あえてここでは言葉を濁しておきますねw。

痙攣性発声障害の治療(ボトックス注射)で一番の出費は『交通費』だった

私はチタンブリッジ手術を2009年に受けましたが、仕事で症状が再発したため、今年の4月にボトックス注射も受けています。

しかし、私が住んでいるのは北海道。治療はその時点では地元で受けられない状態だったため、東京までの移動を要しました。

結局今回のボトックスを受けるために、飛行機代やら諸々「交通費」も結構発生したんですよね。

ちなみに現在の我が家の医療費なのですが、世帯全体で計算してみたところ、12万ほどになっています。

この金額のうち、9万円弱が私のボトックス注射治療の際に発生した医療費でして、地味に一番の出費は「交通費」なんですよね。

かかった交通費を記録しておきましょう

もしも遠方からの治療で飛行機代がかかったり、保険外診療でボトックス注射を受けた方なんかは、家族で合算できるものがあれば、年間10万円(総所得金額等が200万円未満の人は、総所得金額等の5%)なんてすぐ超える可能性があると思います。

しかし、治療した日にち、使った交通機関などを忘れてしまっては元も子もありません。

申告に領収書は必要ないので、日記をつけたりレシートをとっておいたりして「いつ、なんの治療にどういった交通費が絡んだか」をわかるようにしておきましょう。

私はボトックスツアーの際に、飛行機以外の移動はすべて「JR系ICカードで決済できる公共交通機関」を利用したので、ICカード1枚の中にすべて当日の履歴が保管されています。

【痙攣性発声障害】ボトックス注射弾丸ツアー ! 《番外編》
痙攣性発声障害の治療でボトックス注射を受けました。格安LCCで成田⇆東京(新宿駅)を日帰りで計画するなら参考にしてくださいね♪到着場所は「新宿ボイスクリニック」の一点張りという偏った記事です。

Suica等は履歴が後からも確認でき、印字もできるのでとっても便利ですよ♪

履歴表示・印字・残額表示|利用方法|Suica:JR東日本
ますます広がるタッチ&ゴー!JR東日本の「Suica」公式ホームページ。電車でも、バスでも、お買い物でも「ピッ」。Suicaを使えるエリアが広がって、ますます便利になりました。

遠隔地の病院へ治療に行かなければならない場合の考え方

【照会要旨】

遠隔地のA大学病院でなければ治療ができない難病にかかった者が、主治医の指示によりA大学病院で治療を受けることになりました。この場合の自宅とA大学病院の間の旅費は、医療費控除の対象になりますか。

【回答要旨】

原則として医療費控除の対象となります。病状からみて近隣の病院でも治療できる場合の自宅と遠隔地にある病院の間の旅費は、医師等による診療等を受けるため直接必要なもので、かつ、通常必要な費用には当たらないので、医療費控除の対象とはなりません(所得税基本通達73-3)。しかし、遠隔地のA大学病院でなければ治療ができないという相当の理由がある場合には、自宅とA大学病院の間の旅費は、原則として医療費控除の対象となります。

引用:国税庁「遠隔地の病院において医師の治療を受けるための旅費」

国税庁HPにもあるとおり、「遠隔地のA大学病院でなければ治療ができない」場合の旅費は、原則として医療費控除の対象になります。

と言うことは、私のように地元の病院で紹介状を書いてもらったという事実がある場合、ここが「必要性が認められるポイント」になる可能性があるのではないかと思っています

むしろそのような場合は、「宿泊費」も対象になりそうなので、現地に宿泊なさった方は確認してみることをオススメします。

手間と金額を天秤にかけて

ここまで語っておいてなんですが、「実際に戻ってくるお金」は、金額や所得によっては「ショボっ ! 」と感じてしまう程度の可能性があります。

これは「所得控除」の仕組みによるものなんですが、所得税は累進課税なので、低い人から5%、10%、20%……と税率が変わります。

課税されている税率×(医療費-10万円)が還付の目安となるので、例えば、所得税率10%の人なら対象となる医療費が10万円を少し超えた程度であれば、還付金は微々たるもの。

計算式は、【(11万円-10万円)×10%=1000円】となり、ちょっとかなりのションボリ価格ですw。

そこは手間と金額を天秤にかけて、やるかやらないかはご自身で判断してくださいね。

ちなみに平成29年~医療費控除の提出書類が簡略化されたようなので、還付金が少なくても作業が億劫になることはなさそうです。

重要なお知らせ <医療費控除が変わります>:平成29年分 確定申告特集
国税庁,年末調整,確定申告,医療費控除,源泉徴収,確定申告2018,確定申告医療費控除,確定申告書等作成コーナー,国税庁 確定申告,所得税

一番所得の多い人が申告すれば一番還付額が多くなりますので、そこもお忘れなく。

おわりに

なんとなく飛行機代が対象になりそうな雰囲気があるので、年末までに医療費がいくらに膨れ上がるか経過観察でいきたいと思います。

シーズンになったら申告の仕方とか含め、関連記事を書く……かもしれないので期待しないでお待ちくださいヽ(;´Д`)ノ ランタ タンタン♪

それにしても、改めてわざわざ「飛行機使っての移動」が必要な治療って厄介ですよね~……やっと保険適用かいって話だし。

治療が厄介なのか日本が厄介なのかわかんないですけど、もっともっと痙攣性発声障害の治療が身近になって欲しいなと感じる今日この頃でありました。